《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》
この数ヶ月、米アマゾンのキンドル・アンリミテッド(以下KU)が提供するサービスに著書の参加を許可し、それとは別にオーディオ版をAudible.comで販売しているインディペンデント作家のオーディオ版が、「許可あり」としてKUに自動的に組み込まれている状態が続いていると、Eブックニュースのポータルであるデジタル・リーダーが伝えている。
この待遇の問題点は2つ。ひとつは著者はオーディオ版までKUに組み込まれることを打診されていないこと。もうひとつは、KUでオーディオ版だけが視聴された場合に、その分の印税配分がないことが挙げられている。
このことに気づいた著者やメディアからの問い合わせは、KDPのサポート部門とAudible.comの顧客サポート部門の間でたらい回しにされている状態だった。ようやくオーディオブック製作サポート団体ACXを通して回答が得られ、「技術的な問題で間違ってKUに供給されてしまったので、オーディオ版をKUから削除し、印税配分が決定したら各著者に知らせる」とのこと。
デジタル・リーダーはインディー作家に、自著のオーディオ版がKUに入っているか各自確かめ、もし含まれていたらACXを通して削除と印税配分の申し立てをするように促している。
関連リンク
デジタル・リーダーの記事