ドイツ地裁、書店組合が訴えていた電子書籍無料キャンペーンの停止要求を棄却

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【編集部記事】独Buchreport.deによると、ドイツ書店組合(本部:ドイツ・フランクフルト市)が出版社Bastei Lübbe(本社:ドイツ・ケルン市)が年初から開始した「天使と悪魔」ドイツ語版(著:Dan Brown)の電子書籍無料キャンペーンの停止処分の要求を棄却したとのこと。

 「天使と悪魔」は映画化もされたロバート・ラングドン教授シリーズのサスベンス小説第1号だが、ドイツでは現地題「Illuminati」として販売されている。Bastei Lübbe社が年初からKindle版の無料キャンペーンを始めたと同時に、電子書籍の再販制を進めようとしている現地出版・書店業界でちょっとした騒動となり、ドイツ書店組合はそれを阻止するために複数の地裁で停止処分を要求。

 今回、それを棄却したのはケルン地裁で、電子書籍は「再販制の対象外」との理由で訴えを棄却した。なお、ベルリン地裁では「これは販売ではなくギフトである」とし、まったく別の理由で訴えを棄却している。【hon.jp】

問合せ先:独Buchreport.deの記事( http://www.buchreport.de/nachrichten/nachrichten_detail/datum/2016/04/15/ein-entschuldbarer-irrtum.htm

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