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【編集部記事】米国の電子出版知財ブログ「The Passive Voice」によると、昨年米国の有名アメフト選手の写真が個人のエロ電子書籍作品の表紙に使われた件について、米国オハイオ州デイトン市裁判所で判決が下ったとのこと。
この裁判は、昨年、NFLの人気チーム「New England Patriots」の人気選手Rob Gronkowski氏の写真がエロ電子書籍に無断利用され、Amazon/Apple/Barnes & Noble社など電子書籍プラットフォーム会社が訴訟対象となっていたもの。
この判決結果で注目すべきは、著作権・肖像権がらみの訴訟での、電子書籍プラットフォーム会社の免責範囲。米国では1996年以降、ネットサイト運営者はユーザー作成コンテンツについて、パブリシティー権侵害訴訟の対象から免責されているので、免責はあらかじめ予想されていた。しかし、今回の判決で担当裁判官は通常とは異なり、「電子書籍プラットフォーム会社は、出版者(社)ではない」「Xerox(コピー機)と同じ」という新しい判断を元に、訴えを却下した。【hon.jp】
問合せ先:The Passive Voiceの記事( http://www.thepassivevoice.com/2016/04/self-publishing-platforms-deemed-distributors-not-publishers-in-privacy-suit-over-unauthorized-book-cover/ )