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【編集部記事】米・英では電子書籍作家の台頭や絶版問題もあり、ベテラン有名作家たちの収入激減問題が問題化しつつあるが、それをめぐる英作家団体The Society of Authors(本部:英国ロンドン市)と出版社団体Publishers Association(同)の駆け引きについて、著作権料徴収団体役員でもある作家James McConnachieがThe Guardian紙面で論じている。
作家団体The Society of Authorsは、ベテラン有名作家の貧困化の原因は、不平等な電子書籍ロイヤリティ率・絶版放置にあると主張し続けているが、それに対しPublishers Association側は「出版契約は関係ない。業界構造的な問題である」と譲らず、千日手が続いている。
McConnachie氏は、編集者の年収が大多数の作家を上回っている点に着目。新人作家たちに「出版社と契約する前に、その編集者の年収を聞いてみたほうがよい」と、ベテラン作家たちと同じハメ技に陥らないよう警告を発している。【hon.jp】
問合せ先:The Guardian紙の記事( http://www.theguardian.com/books/booksblog/2016/feb/11/publishers-should-pay-authors-as-much-as-their-other-employees )