AI生成物の著作物性など 日刊出版ニュースまとめ 2025.03.18

Photo by Ryou Takano(+Adobe Firefly 生成塗りつぶし“歩いている三毛猫”)
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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。編集部の中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。

【目次】

総合

「メディアのフィルタリングをかいくぐる下品な広告」「共同通信がGoogle生成AIにニュース提供契約を締結」など、週刊出版ニュースまとめ&コラム #657(2025年3月9日~15日)〈HON.jp News Blog(2025年3月17日)〉

サーチファンドという聞き慣れない手法で事業継承した「Business Journal」【Media Innovation Weekly】3/17号〈Media Innovation(2025年3月17日)〉

デジタル・海外・AI出版ニュースまとめ:2025/3/16〈オーディオブックファンクラブ(2025年3月16日)〉

【#エンタメ横断ニュース】代アニ・スターリーキューブ・Andraftがアニメ制作会社を共同設立、フォートナイトに大谷翔平選手が登場、エンタメ・クリエイティブ産業政策研究会の中間資料が公開(25/3/16)〈村田泰祐(2025年3月16日)〉

【北米エンタメニュースまとめ】「Amazonプライム・ビデオがAIで吹き替え提供」「米出版業界ドキュメンタリー「ねらわれた図書館 アメリカ“分断の最前線”」」「東アジアで「ちいかわ」が急成長」「スペインの一地域でドラゴンボールが熱烈に愛される理由」〈libro(2025年3月16日)〉

読者の価値を調査して定める Publidia #201〈Publidia(2025年3月16日)〉

【マンガ業界Newsまとめ】日本のコンテンツ産業輸出額は自動車に次ぐ2位5.8兆円に、「ルックバック」アカデミー賞 など|3/16-191〈菊池健(2025年3月16日)〉

政治

米政府系メディア職員休職 1300人、大統領令影響〈日本経済新聞(2025年3月17日)〉

社会

マンガと地域おこし 第6回 再生を願う地元商店街の草の根運動がカタチに 東京都豊島区 トキワ荘商店街〈MACC – Media Arts Current Contents(2025年3月17日)〉

【メディア史ウォッチ!~昔マスコミ、今メディア~】⑫ 現代情報空間を漂流する「表現の自由」(松尾理也)〈The Bunka News デジタル(2025年3月17日)〉

【最新米メディア報告】小さな町のローカルペーパーが滅びつつも大切にされる理由(大原ケイ)〈The Bunka News デジタル(2025年3月17日)〉

社説:デジタル教科書の導入 学びの質高める活用こそ〈毎日新聞(2025年3月17日)〉

多士彩々:電子図書館 1市6町で共同運営 活字にアクセス、手軽に 「比企eライブラリ」事務局 矢島歩さん(34) /埼玉〈毎日新聞(2025年3月16日)〉

徳島:活字 声で届けます:地域ニュース〈読売新聞(2025年3月16日)〉

AI生成物は「自分の作品」か クリエーターに問う〈日本経済新聞(2025年3月16日)〉

ひとことコメント

そもそも、AI生成物は著作物といえるのか。この点については米著作権局が25年1月下旬に公表した報告書が参考になる。(略)注目されるのが、プロンプト入力だけで生成したものは、たとえ試行錯誤を経ても著作権保護の対象ではないとした点だ。

いや、わざわざ法制度が異なるアメリカを参考にしなくても、日本の文化庁はもう2年前にちゃんと見解出してますよ。灯台下暗し? 詳しくはAIと著作権についてのページにある令和5年度著作権セミナー「AIと著作権」講義資料56~60枚目“AI生成物は「著作物」に当たるか・著作者は誰か”や、令和6年度著作権セミナー「AIと著作権Ⅱ」講義資料57~64枚目“AI生成物の著作物性”あたりをご参照ください。(鷹野)

経済

「炎上とコンプラへの恐怖」を捨て、広告で希望を放て〜『クリエイティブ・エシックスの時代』によせて(駒崎弘樹)〈AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議(2025年3月17日)〉

選挙染めるバズり経済 収入6000万円迷惑系YouTuber当選〈日本経済新聞(2025年3月17日)〉

スラド、受け入れ先募集が打ち切りとなりサービス終了を発表〈Publickey(2025年3月16日)〉

第6回 書店人の覚書帳〈草彅主税(2025年3月16日)〉

ひとことコメント

この特集、週刊エコノミストOnlineで鍵付きだったので読めないなーと思っていたのですが、そういえば週刊エコノミストは「dマガジン」にも配信してましたね。あとでじっくり読もう。(鷹野)

じつは需要が大きい「聴く読書」…オーディオブック市場拡大をけん引する「Spotify」(飯田 一史)〈マネー現代 | 講談社(2025年3月16日)〉

「押し付けがましい広告」が配信されたとき、消費者はどう感じるか:マーケターは肝に銘じたい〈ITmedia マーケティング(2025年3月15日)〉

技術

GoogleのAIモードは検索トラフィックを増やすのか盗むのか?〈海外SEO情報ブログ(2025年3月17日)〉

ひとことコメント

うーん、出典リンクを小さなマークで表示するだけじゃ、ぜんぜん足らないと思うなあ。せめてリンク先のサイト名かドメイン名くらいは表示して欲しい。ゴミから生成しているのか、そこそこ信頼できる情報源なのか、それである程度はパッと判断できるようになるから。あとは、Search ConsoleでDiscoverと同じように、数字を把握できるようにすること。さっさと透明化を図って欲しい。ちなみにGeminiはサブドメインを使っているから、Google Analyticsで判別可能なんですよね。(鷹野)

東京大学など、画像と文書を同時処理する生成AI 日本語特化版〈日本経済新聞(2025年3月17日)〉

日経電子版、生成AIの新機能 ニュースの「?」に回答〈日本経済新聞(2025年3月14日)〉

イベント

知的財産戦略本部「コンテンツ戦略WG(第1回)」〈オンライン/3月18日〉

開志専門職大学アニメ・マンガ学部&新潟視覚芸術研究所「マンガをめぐる〈ジャーナリズム〉の現在――『マンガ論争』の歩みから考える」〈オンライン/3月23日〉

文化庁・一般社団法人日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム(NKAC)「脚本アーカイブズシンポジウム2025」〈神奈川県横浜市(情文ホール)/3月23日〉

株式会社イコール設立記念トークライブ「出版業界の崩壊音の中で出版の未来を語り合う会」仲俣暁生と橘川幸夫の対話 / 司会・石橋毅史〈東京都港区 SHARE LOUNGE 外苑前/3月25日〉

日本電子出版協会「国立国会図書館の電子情報サービスに関する近年の動き」〈オンライン/3月26日〉

日本読書学会 公開セミナー「読書調査のこれまでとこれから~読書をめぐるデータからなにがわかるのか」登壇者:桜井政成(立命館大学)、小山内秀和(畿央大学)、大庭一郎(筑波大学)〈神奈川県横浜市(オンライン併用)/3月29日〉

日本電子出版協会「『AIと共に書く』 CURSOR入門」講師:遠藤諭氏〈オンライン/4月4日〉

日本図書館協会障害者サービス委員会「音訳者・音訳ボランティアのための著作権セミナー」〈オンライン/5月18日〉

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