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ついに自分でもアマゾンキャンペーンをすることになった。本当に多くの方のご厚意により、なんと5位になることができた。厚意以外の何ものでもないと思う。ついにはネット書店でいったん在庫切れになってしまったほどで、これには出版社も驚いていた。
キャンペーンの余波はしばらく続き、買ってくださった方が感想を続々ブログやホームページに書いてくださった。自分の作品の名がネットのあちこちにあり、感動した。
内藤みか(ないとう・みか)
1971年生まれ。作家。著書54冊。自著を売るためにネットを駆使しまくる日々。
公式HP
http://www.micamica.net
メールマガジン
『あなたを、ほんとに、好きだった。』
出版社:メディアファクトリー
ISBN:4840110697
発行:2004年04月
価格:1000円 (税込:1050円)
2004年4月13日から14日を、私は『あなたを、ほんとに、好きだった。』のアマゾンキャンペーンを行った。本の発売日より4日も後にしたのには理由があった。書店回りをしていたのである。
3日間かけて首都圏50の有名書店に直接出向き、自作のPOPや小冊子を付けて「今度の本をよろしくお願いします」とご挨拶していった。
今までも何度か書店回りをしたことはあったのだけれど、ブログにその一部始終を綴ったのは初めてだった。連日の奮闘ぶりを公開し、注目してもらってからキャンペーンに踏み切った。
そのおかげなのか、基本的には若い女性向けの小説だったのだけれど、男性起業家さん達もずいぶんと応援してくださった。スーパー営業マン吉江勝さん、国語塾主宰の芦永奈緒さんもメルマガで援護してくれ、そこの読者さんが何十人も本を買ってくださった。
さらに同時期に本を出した安藤房子さん、泉忠司さん、竹内真さんとの共同キャンペーンをして、互いの読者に紹介しあった。やれるだけのことは全部やったと思う。
私は正直、ベスト100位に入れれば充分だと思っていたのだけれど、キャンペーン終了近くには、ずいぶん数字が上がり、2桁、最後にはついに5位まで行った。
アマゾントップセラー画面に自分の本がランクインしているのを見て、信じられない思いだった。胸が熱くなった。
私は無名作家のはずだ。まだベストセラーを出したこともない、受賞経験も知名度もない作家だ。けれど、確かに4月14日深夜に、私の名が燦然とベスト10の中にいた。あれは、作家として革命的なできごとだった。まだ一流ではない自分だっただけに「このランキングが本当に似合う作家になりたい」という欲をかきたてられた。
買ってくださった方々には今でも本当に、感謝している。ありがとうございました。