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ワシントンDCにあり、政界の顧客も多いポリティックス&プローズ書店で白人至上主義者のグループが店内イベントを妨害、一時期中断されるハプニングがあったと業界誌パブリッシャーズ・ウィークリーなどのサイトが伝えている。
同店の催しは「インディペンデント書店の日」のイベントの一つでミシガン大学のジョナサン・メッツィ准教授著「DYING OF WHITENESS」の朗読が行われていたが、10人ほどのグループが「この土地は俺たちのものだ」などと叫びながら店内を闊歩した。
ポリティックス&プローズ書店の共同オーナー、ブラドリー・グラハムは「著者からはこの団体から標的にされていることは聞いていたが、こんなことが起こるとは想定していなかった」とコメントした。店内の安全確保のため、店員は特にこれを止める行動はしなかったが、ワシントンの中央警察署は「差別関連の事件」として調査中だという。
またグラハム氏は「このような団体が騒ぎを起こそうとするのは非常に残念だ。われわれインディペンデント書店は、自由でオープンな議論の場としてのミッションを重んじているが、その議論がお互いに敬意を表した市民的なものになるようマナーを守ってくれることを望みます」とコメントしている。
参考リンク
パブリッシャーズ・ウィークリーの記事
https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/bookselling/article/79907-white-supremacists-take-over-d-c-bookstore-reading.html
Inside Higher Edの記事