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【編集部記事】現在、米国のApple/Amazon社間で起こっている電子書籍コンテンツ争奪戦が、大手新聞社のデジタルコンテンツ戦略にも多大な影響を与えていることが明らかになった。
米シリコンバレー情報サイト「ValleyWag」によると、大手新聞社New York Times(本社:米国ニューヨーク州)は4月にApple社のiPad向け新聞閲覧アプリを華々しくリリースしたものの、コンテンツ不足でユーザーの間で不評になっている。情報筋によると、このコンテンツ不足の原因はアプリ自体の問題ではなく、同社がすでにAmazon社との間で交わしていたKindle版New York Timesの配信契約にある模様。その契約には、同等品質のコンテンツを競合機器に提供できないような条項が含まれているとのこと。
米国では今年に入ったあたりから、出版各社がこのようなApple/Amazonそれぞれによる“囲い込み”契約で苦しんでいるが、新聞社までもが同様の問題で苦慮しているようだ。【hon.jp】n
問合せ先:米ValleyWagの記事( http://gawker.com/5530820/steve-jobs-big-new-york-times-letdown )