ボランティアのバケツリレーでイギリスの本屋さんの引越しが完了

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 イギリス南部サザンプトンにある小さな本屋さんが呼びかけたボランティアに応じた地元の人々が蔵書を次々に手渡して引越しを済ませた、と複数のメディアが報じる微笑ましいニュースがあった

 商店街の一角で40年前に開店したこの本屋さんは、地元の“ラジカル”な人々の憩いの場となっていたが、店賃が高騰したため昨年暮れに引越しを決めた。ちょうど傍にあった元銀行の建物が空いたのをきっかけに地元の支援を受けて半年間で資金を集め物件を買収するに至ったという。

 残る課題は数人しかいないスタッフでどうやって150メートル先のビルに蔵書を運ぶかだったが、100人ちょっといればバケツリレーで運べるのではないかと思い立ち、近所でチラシを配るなどして引越し手伝いを呼びかけたところ、引越し当日の日曜日の朝、250人もの人が集まった。こうして1時間もしないうちに2万冊の本を移すことができたそうだ。

参考リンク

英デイリー・メールの記事
https://www.dailymail.co.uk/news/article-6333667/Human-chain-helps-not-profit-bookshop-20-000-volumes-new-premises-160-yards-away.html
米ワシントン・ポストの記事
https://www.washingtonpost.com/lifestyle/2018/10/30/tiny-bookstore-had-relocate-hundreds-formed-human-chain-move-its-books/

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About 大原ケイ 135 Articles
NPO法人日本独立作家同盟 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。

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