三度目の正直となるか? Googleが再び電子書籍販売サービスへの参入を表明

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【編集部記事】検索大手のGoogle(本社:米国カリフォルニア州)は現地時間の15日、ドイツで開催されている国際ブックフェア会場において、電子書籍販売サービスへの来年前半の参入を表明した模様だ。

 発表したのはGoogle社のTom Turvey氏で、主要出版社の担当者を前に約束したとのこと。サービス名称は「Google Editions」で、オンライン/オフラインの両方でも閲覧できるような、ブラウザベースのビューワとなる模様だ。Google側によると、このGoogle Editionsでは提携サイトでも販売ができるようになるため、いわゆる小売システムではなく、巨大な取次システムになるとのこと。

 なお、Turvey氏はこの6月にニューヨークで開催された「BookExpo 2009」会場で、年内にGoogle Editionsをオープンさせることを約束していたが、何らかの事情で遅れている模様。さらに、2年前にも「Google Online Access」という名称の有償電子書籍サービスを開始するとのリーク報道があったが、実現できなかった。今度こそオープンにこぎつけ“三度目の正直”となるか、米国の電子書籍関係者たちは注目している模様だ。【hon.jp】n

問合せ先:米Computerworld誌の報道( http://blogs.computerworld.com/14929/google_editions_an_e_book_store_thats_not_evil

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