MMD研究所が「2018年8月 電子書籍の利用に関する調査」結果を公表

MMD研究所

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 モバイルに特化した調査研究機関のMMD研究所を運営するMMDLabo株式会社は8月30日、「2018年8月 電子書籍の利用に関する調査」の結果サマリーを公開した。電子書籍の利用経験は44.7%と半数近くになっており、1作品ずつ購入の電子書店・アプリでは「Kindle」が、定額読み放題では「dマガジン」が利用率1位となっている。

 この調査は、8月17日から21日にかけてインターネット経由で行われた。対象は全国の15才から69才の男女で、有効回答数は2093人。電子書籍の利用経験は、「現在利用している」が23.7%、「過去利用したことがあるが、現在は利用していない」が21.0%、「一度も利用したことはない」が55.3%で、現在利用者と過去利用者を合計すると44.7%になる。2016年の同調査とは尋ね方が変わっているので、単純比較ができない。

 利用経験のある935人を対象に種類を尋ねた結果は、無料(事業者配信)が69.0%、有料(1作品ずつ購入)が44.6%、無料(個人がアップロード)23.9%、有料(定額読み放題)が12.0%(複数回答可)。こちらも2016年の同調査とは尋ね方が変わっているので、単純比較ができない。

 電子書籍の利用理由は、「場所を取らないから」44.1%、「安く買えたり、無料で読めたりするから」41.5%、「持ち運びが楽だから」38.0%、「いつでも読むことができるから」36.6%、「紙の書籍より簡単に手に入るから」27.5%という順番(複数回答可)。

 有料(1作品ずつ購入)の利用経験がある417人を対象に、利用したことのある電子書店・アプリをすべて尋ねた結果は、1位「Kindle」45.3%、2位「楽天Kobo」28.1%、3位「Reader Store」16.8%となった(複数回答可)。2016年の同調査と比較すると、1位2位はほとんど変動していないが、2016年に17.9%で3位だった「iBooks」が12.7%と5ポイント以上減らしているのが目に付く。

 有料(定額読み放題)の利用経験がある112人を対象に、利用したことのある電子書店・アプリをすべて尋ねた結果は、1位「dマガジン」38.4%、2位「Kindle Unlimited」37.5%、3位「コミックシーモア」19.6%となった(複数回答可)。こちらはサンプル数が少ないため、参考程度に留めたい。

参考リンク

調査結果サマリー(MMD研究所)
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1732.html

渡辺由佳里×藤井太洋

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HON.jp News Blog編集長。NPO法人日本独立作家同盟 理事長。明星大学/実践女子短期大学 非常勤講師(デジタル出版論/デジタル出版演習/デジタル編集論を担当)。出版学会員/デジタルアーカイブ学会員。主な著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(インプレス・2015年)