日販が取引倫理審査委員会を設置など 日刊出版ニュースまとめ 2026.10.24

【写真】オリオン書房 ノルテ店+猫
Photo by Ryou Takano(+Adobe Firefly 生成塗りつぶし“寝転んでいる白黒猫”)
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伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。AIも使っていません。中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。2026年度のピックアップログ全件はこちら。

総合

海外版権取引・世界の出版ニュースまとめ 2026/10/23〈オーディオブックファンクラブ(2026年10月23日)〉

政治

アンソロピックと音楽出版社が「公正利用」巡り対立、著作権訴訟〈ロイター(2026年10月22日)〉

アニメ・ゲーム海外展開へ、政府が新法人 赤字クールジャパンと一線〈日本経済新聞(2026年10月22日)〉

社会

作家・評論家の小林信彦さん死去 「日本の喜劇人」「うらなり」など〈朝日新聞(2026年10月23日)〉

村上龍さん死去、74歳…「限りなく透明に近いブルー」「コインロッカー・ベイビーズ」・テレビ番組「カンブリア宮殿」出演も〈読売新聞(2026年10月23日)〉

2027年、創刊100年を迎える岩波文庫は、一年を通じ記念企画を展開いたします〈株式会社岩波書店のプレスリリース(2026年10月22日)〉

AI時代、過剰な問いや答えをどう読み解く? 三宅香帆×田村正資〈朝日新聞(2026年10月22日)〉

インボイス3年、フリーランスは 「仕事失う」疑問尋ねず・交渉「対等あたり前」〈朝日新聞(2026年10月22日)〉

豪華列車で24時間以内に小説を 日仏の人気作家16人が挑戦〈毎日新聞(2026年10月22日)〉

めっちゃ豪華なNovelJamだ! と思ったんですが、それぞれひとりで黙々と書くなら、ジャム要素がないかな……(鷹野)

Australia May Legalize AI Training on Your Books. Sign a Statement Opposing It.(オーストラリアであなたの本を用いたAIトレーニングが合法化される可能性があります。これに反対する声明に署名してください)〈The Authors Guild(2026年10月22日)〉

うーん……どうなんだろうこれは。2018年改正著作権法で採用された柔軟な権利制限規定により「日本は機械学習パラダイス」と言われてましたけど、結局、日本は生成AIの開発競争に大きく遅れをとってますし、「日本で開発すれば合法」などとAI企業が大挙して押し寄せてきたなんてことも、あんまりない気がしますが(鷹野)

Kindle Unlimited が Kindle+ になり、KDP オーディオブックが含まれるようになりました〈KDP Community(2026年10月22日)〉

全国の裁判所めぐり「お宝判決」発掘 著作権法の実像追う研究者〈朝日新聞(2026年10月22日)〉

ベトナムにおける日本マンガの発展〈ジェトロ(2026年10月21日)〉

経済

ダイヤモンド社、noteで記事販売を始めました:第1弾は【『脇役さんの就活攻略書』発!面接頻出質問103選&想定回答集】〈ダイヤモンド社書籍編集局(2026年10月23日)〉

『統計学が最強の学問である』(※文字のほう)は、いまは亡きcakesでの連載でしたね。2019年のマンガはうめ(小沢高広・妹尾朝子)さん。単行本買うの忘れていたのでポチッとな(鷹野)

朝日新聞社とメディアジーンが語る ジャーナリズム の未来 生成AI時代、メディアの価値とは〈DIGIDAY[日本版](2026年10月23日)〉

読み放題サービス「Kindle Unlimited」が「Kindle+」に名称変更。サービス内容に変更は?【やじうまWatch】〈INTERNET Watch(2026年10月23日)〉

【続報】日販GHD 取引倫理審査委員会を設置 アンソロピックへの書籍大量販売問題受け〈The Bunka News デジタル(2026年10月23日)〉

「法律的には問題なくても、道義的にどうなのか?」という疑問が投げかけられていたことに応える形ですね(鷹野)

One Industry, Many Markets(一つの産業、多様な市場)〈Publishing Perspectives(2026年10月22日)〉

LINE Digital Frontier、日本コンテンツに100億投資 目指すのはJapan to Global(イベントレポート)〈コミックナタリー(2026年10月22日)〉

【取材日記】書籍を手当たり次第に持ち去るAIビッグテック、韓国はこのまま食い物にされるのか〈Joongang Ilbo | 中央日報(2026年10月22日)〉

アメリカの著作権法は(も)属地主義だけど、フェアユースが独特だからIT企業側が諸外国の例を持ち出すことはあるそうです。ただし、このロジックは連邦裁判所や米国著作権局には採用されず、すでに黙殺されています(Kadrey vs Meta判決では、Bartz vs Anthropicのフェアユース判決について批判的な言及さえしている)。だからこの記事が主張する「韓国の著作権法が米AI企業の無断学習を正当化する根拠として使われているのだ」は確かにそうなのですが、結局、正当化できていないのが現状です。日本では著作権法第30条の4がよく槍玉に挙げられますが、アメリカの司法判断では使われていません(鷹野)

ユーザーは課金停止、では漫画家は? 電子コミック停止相次ぎ「死活問題」の声、シーモアは対応に含み〈J-CAST ニュース(2026年10月22日)〉

サイバー攻撃AIツール「ARTEX」とは 中国政府と連携する攻撃者も使用、各国で悪用確認〈ITmedia AI+(2026年10月23日)〉

The new Amazon Kindle Plus subscription is breaking the Amazon site(アマゾン・キンドルプラスの新しいサブスクリプションがAmazonサイトに不具合を引き起こしている)〈Good e-Reader(2026年10月23日)〉

技術

iPhone Duo本日発売、Netflixやインスタなど対応アプリ登場〈ケータイ Watch(2026年10月23日)〉

佐川急便、不正アクセスで個人情報流出の恐れ 最大のべ5300万件〈日本経済新聞(2026年10月23日)〉

ちょっと数が多すぎ(鷹野)

【重要】第三者によるログインの恐れと今後の対応について〈小説家になろうグループ公式ブログ(2026年10月23日)〉

中国政府系集団がAI攻撃 米マイクロソフト確認〈47NEWS(2026年10月22日)〉

ラクス、子会社システムに不正アクセス 契約者情報が流出〈日本経済新聞(2026年10月22日)〉

鹿児島の南日本新聞社、デジタル会員情報が最大6万6500人分流出〈日本経済新聞(2026年10月23日)〉

東京都、個人情報流出最大1.6万件 メールサービスに不正アクセス〈日本経済新聞(2026年10月23日)〉

NHK出版のサイト、個人情報12万件超流出 不正アクセスで〈日本経済新聞(2026年10月23日)〉

新潟日報社、最大25万人の個人情報漏洩 システム会社に不正アクセス〈日本経済新聞(2026年10月22日)〉

こちら、すべてラクスライトクラウド「ブラストメール」への不正アクセスによる被害です。これ以外にも、東京メトロ、兵庫県、国際園芸博覧会協会などが被害に遭っているようです。使っているSaaSがやられるとみんなやられるという(鷹野)

Studio 株式会社における不正アクセスによる個人情報の漏えいの可能性について〈デジタル庁(2026年10月22日)〉

使っているSaaSがやられると国家機関もやられる……うえええ(鷹野)

イベント

「出版業界は沈没しない!──これからの出版人のためのライトなトーク」登壇者:渡辺沈没氏、高野翔氏〈東京都三鷹市(本と珈琲の店 UNITÉ)+オンライン/10月24日〉

日本電子出版協会「『紙』から『Web』、そして『AI』へ——『@IT』起業からメディアの現在を考える 2026年」講師:藤村厚夫氏・新野淳一氏〈オンライン/10月26日〉

日本電子出版協会「デジタル辞書の40年」講師:永田健児氏〈オンライン/10月29日〉

出版労連 第52回 出版研究集会「出版産業はどこへ?~版元、流通、教科書の変容と私たちの仕事~」〈東京都千代田区(エデュカス東京)+オンライン/10月29日・11月19日〉講師:山本憲央氏、山田桂吾氏、飯田一史氏

日本出版学会賞 受賞記念講演会「外地書店・外地取次研究の現在地──わかったこと、わからなかったこと」講師:日比嘉高氏(名古屋大学大学院人文学研究科 教授)〈オンライン/10月29日〉

立命館大学デザイン・アート学部/研究科公開授業「死ぬまで学べ――大人のデジタル学習術」すがやみつる氏〈京都府京都市(立命館大学衣笠キャンパス)/11月11日〉

本の学校 出版シンポジウム 2026 in東京 書店再興会議「これからも本を売り続けていくために」〈東京都品川区(きゅりあん 品川区立総合区民会館)/11月15日〉

池松潤(アウトプットLABプロジェクト)「AI × YouTube × 出版 これから先、コンテンツビジネスや、出版社は何を売るのか? AIが要約し、YouTubeが説明してくれる時代に、なぜ人は本やコンテンツにお金を払うのか?」〈東京都千代田区(note place)/11月19日〉

日本電子出版協会「パソコンって、なんだったんだ? ――『月刊アスキー』元編集長が掘り起こす、誌面と舞台裏」講師:遠藤諭氏〈オンライン/11月25日〉

日本図書館協会 出版流通委員会「公共図書館における電子書籍提供サービスの実際:導入と運用」〈東京都中央区(日本図書館協会研修室)+オンライン/11月28日〉

日本出版学会「2026年度秋季研究発表会」&「新潟市内マンガ関連施設視察ツアー」〈新潟県新潟市(開志専門職大学)/12月5日~6日〉

お知らせ

文学フリマ東京43に出店します

11月8日(日)に東京ビッグサイトで開催される文学フリマ東京43に出店します。ブース番号は い-09〜10 (南3・4ホール)です。

新刊『出版とフリー 〈無料〉との競争の果てに起きたこと』について

クリス・アンダーソンの名著『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』(2009年・NHK出版)を再読し、日本の出版状況に合わせて考察した10年前の連載コラムが本になりました。最終章は書きおろしの「生成AIとフリー」です。

非営利かつ無料メディアの継続と発展のための約束について

記事の閲覧中にメルマガ登録や寄付を促すメッセージを表示するようにした理由について説明しています。

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「HON.jp Podcasting」をSpotify、Apple、YouTube、Amazonなどで配信中(現在手が回らないため少し休止中です)。出版関連ニュースをぐぐっと深掘りしています。番組の詳細やおたより投稿はこちらから。

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