英政府、図書館における電子書籍貸出しについて、公共貸与権の対象とすることを検討開始

noteで書く

《この記事は約 1 分で読めます(1分で600字計算)》

【編集部記事】英The Registerによると、英国のEd Vaizey文化相が図書館における電子書籍の貸出しについて、公共貸与権の対象としたい方針を表明した。

 公共貸与権とは、図書館などが書籍の貸出しなどを行なう際に、著者にその補償金を支払うという制度(注:日本にはこの制度がないため、出版界と図書館界の軋轢の原因となっている)。英国議会は3年前、世界で初めて電子書籍もこの公共貸与権の対象に入れようと試みたが、決議直前の与野党調整で見送られている。

 今回、英政府が再び法案提出を目指すことで、公共図書館は、ダウンロード毎での著者報酬支払いを前提に、ネット上で電子書籍貸し出しサービスを始めることが可能になる。【hon.jp】

問合せ先:The Registerの記事( http://www.theregister.co.uk/2013/04/09/elending_review_government_response/

noteで書く

広告

著者について

About hon.jp Staff 7938 Articles
株式会社hon.jp(2018年3月31日で解散)スタッフによる記事のアーカイブです。ニュースメディア「hon.jp DayWatch」はNPO法人HON.jpが事業継承し、2018年10月1日より「HON.jp News Blog」へ名称変更、リニューアルして運営しています。リンク先が消えている場合は、Wayback Machineなどを利用すると、当時の記事が掘り出せるかもしれません。