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株式会社パピレスと株式会社アムタスは5月29日、海外への取次事業で共同出資会社を設立することを発表した。新会社名はアルド・エージェンシー・グローバル株式会社(英語名:Aldo Agency global.co.,ltd、略称:AAG)で、7月に設立予定。出資比率はパピレスが66.6%、アムタスが33.4%。パピレス代表取締役社長 松井康子氏が、新会社AAGの代表取締役となる。
アムタスは、企業向けITサービスとコンシューマー向けネットビジネスを展開する、インフォコム株式会社の連結子会社。代表取締役社長は黒田淳氏。インフォコムは2018年3月に、パピレスの株式を10%取得し、協業の可能性を検討してきた。
現状、日本の電子コミックは約30万点流通しているのに対し、多言語化されているのは約2万点だという。その現状が海賊版を横行させる原因となっているという両社の問題意識から、共同出資会社の設立へ至った。
新会社AAGの事業内容は、海外販売向けコンテンツの配信許諾代行、海外販売向けコンテンツの翻訳サポート、海外販売先への取次と配信先の開拓、海賊版対策、支払い管理システムの提供などと。
パピレスは、2014年台湾、2017年アメリカ、2018年香港に、それぞれ子会社を設立している。アムタスは2015年に海外向けの取次事業を開始、2019年4月には韓国配信事業社Peanutoonを子会社している。
参考リンク
パピレスのプレスリリース(PDF)