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【編集部記事】米国オハイオ州在住のSF作家であるTobias S. Buckell氏は現地時間の4月1日、自分の作品を電子書籍としてKindle上で販売した過去1年間の結果推移をグラフで公開した。
今回公開されたのは同氏のショートストーリー集「Tides from the New World」の販売成績で、一般の個人作家が電子書籍でどれだけ収益を上げられるものなのか、研究も兼ねて昨年4月からKindle上で同作品を販売し始めたとのこと。Buckell氏の結果報告によると、プロモーションをとくに行なわなかったところ、月間の販売部数は平均7〜9部に収束。その後、価格を少し上げても部数に変化がなく、逆に99セントに下げるといっき117部にまで跳ね上がり、収益も増えたが、その後また収束し始めたとのこと。
Buckell氏自身はこの結果から、「SF小説のようなマニア向けジャンルでは、やはり旧作など作品を数多く投入しないと、ビジネスとして安定しないようだ」と分析している。【hon.jp】n
問合せ先:Tobias S. Buckell氏の当該ブログ記事( http://www.tobiasbuckell.com/2011/04/01/a-year-of-selling-tides-from-the-new-worlds/ )