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【編集部記事】米国の個人作家向け電子書籍市場調査サイト「Author Earnings」が週末、現地時間1月19日、ニューヨーク市内で開催された電子書籍カンファレンス「Digital Book World 2017」の“Data Guy”氏の講演プレゼンテーションスライドをネット公開した。
同サイトは、個人作家Hugh Howey氏とData Guy氏がAmazon.com用Webクローラーを自作してKindle個人作品市場の成長度合いを調査・分析しているもので、レポート第一弾から、無名の個人作家たちがAmazonの電子書籍コーナーを実質掌握していることを明らかにしていた。Data Guy氏は昨年から同カンファレンスの講演を行なっており、昨年もスライドをネット公開している。
今回Data Guy氏はNielsen社の公開市場データとマージ実験を試みている。その結果、「2016年の米国Amazonサイト上での電子書籍売上高は前年比で+4%と成長」「Amazon一強となった今、紙書籍市場の成長・後退はすべて、Amazonサイト上での価格ディスカウント率にかかっている」「Nielsen社が追跡できていない、黒人作家カテゴリーの電子書籍依存率が極めて高い」など、多数の新発見が明らかになったとのこと。【hon.jp】
問合せ先:Data Guy氏の最新プレゼンスライド公開ページ( http://authorearnings.com/report/dbw2017/ )