シニア層は電子書籍でリアル書店に足を運ばなくなったのか? など 日刊出版ニュースまとめ 2026.10.15

【写真】PAPER WALL エキュート立川店+猫
Photo by Ryou Takano(+Adobe Firefly 生成塗りつぶし“座っている茶黒さび猫”)
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伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。AIも使っていません。中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。2026年度のピックアップログ全件はこちら。

政治

「適正原価」の段階的な導入検討 トラック運賃値下げ防ぐ、国交相〈47NEWS(2026年10月13日)〉

デジタル教科書、動画は1本「3分程度まで」…教科書1点あたりの総量「上限」には幅持たせる〈読売新聞(2026年10月13日)〉

社会

「聴くことで解決できることを増やす」 オトバンク オーディオブック大賞2026授賞式〈The Bunka News デジタル(2026年10月14日)〉

【ソウル通信】59 青年の文化活動や図書購入支援を強化する韓国(白源根)〈The Bunka News デジタル(2026年10月14日)〉

2026年10月14日 柿沼太一弁護士:AI普及時代に出版社が留意しておくべき著作権の論点〈日本電子出版協会(2026年10月14日)〉

ロシアが日本人記者拘束「防衛情報を収集」 WSJ記者拘束と共通点〈日本経済新聞(2026年10月14日)〉

電子図書館(電子書籍サービス)導入図書館(2026年10月01日)〈一般社団法人 電子出版制作・流通協議会(2026年10月13日)〉

Yandexデータセンター攻撃の前後でXの日本語親ロ投稿を数えてみた〈一田和樹のメモ帳(2026年10月13日)〉

変わってない、と(鷹野)

70年前、文部省は「マンガは読解力を低下させる」と断じたが…国際学力調査で日本の子どもが出した「真逆の結果」〈PRESIDENT Online(2026年10月13日)〉

中国の新作ショートドラマの9割超がAI作品に 変わりゆく「作る仕事」と「得られる経験」〈FNNプライムオンライン(2026年10月12日)〉

中国当局によると、2026年1~8月に公開されたショートドラマは43万本。既に2025年の年間公開本数の13倍に達し、その9割以上がAI作品だったという。

桁違い過ぎて笑える。ヒット作の率はどれくらいなんだろう? あてずっぽですが10万分の1くらい?(鷹野)

経済

同人誌に値上げ圧力「1000円では無理」 印刷代高騰で遠のく気軽さ〈日本経済新聞(2026年10月14日)〉

少部数ならPODのほうが安いと思います(鷹野)

無断 AIスクレイピング のコストを引き上げろ、米メディアが描く健全な市場像〈DIGIDAY[日本版](2026年10月14日)〉

Character.ai、米連邦破産法11条を申請 Disney系が一部IPのライセンス取得で先行入札〈ITmedia NEWS(2026年10月14日)〉

AIキャラクターと会話できるサービスで2023年には生成AI系のユニコーン企業13社に数えられるなど勢いがあったのですが、10代の自殺で訴訟を起こされ、あっという間に転げ落ちていきました(鷹野)

回答出版社の半数超がデジタル印刷を活用・試行 活用中の約9割が拡大意向 取協電流協合同PT〈The Bunka News デジタル(2026年10月14日)〉

AI企業との取引・ルール整備を解説 出版白門会 講演 「出版産業にとってのAI地図」〈The Bunka News デジタル(2026年10月14日)〉

ネットアドバンス 社名を「ジャパンナレッジ」に 本社を移転〈The Bunka News デジタル(2026年10月14日)〉

「死んだインターネット理論」が現実に 経営学者が問うウェブの稼ぎ方〈クーリエ・ジャポン(2026年10月14日)〉

四半期レポート【電子書籍売上高成長率】2026年3月~8月は前年比105.1%、新規商流一巡もキャンペーンがけん引〈株式会社メディアドゥ(2026年10月14日)〉

Crunchyroll Manga launches in Australia and New Zealand(クランチロール・マンガがオーストラリアとニュージーランドでサービス開始)〈Good e-Reader(2026年10月13日)〉

Frankfurter Buchmesse 2026: Finding Digital Lending Models That Work for Libraries, Publishers, Authors, and Readers(フランクフルトブックフェア2026:図書館、出版社、著者、読者にとって有効なデジタル貸出モデルを見つける)〈Publishing Perspectives(2026年10月13日)〉

書店「6割消滅」の病理 東京都心の大型店も閉じる 倒産の力学 書店編〈日経BizGate(2026年10月13日)〉

電子書籍は視力の衰えを感じるシニア層に支持されている。拡大機能を使えば、老眼でも読みやすいデジタル書籍はシニアの読書を助ける。わざわざ書店へ出向いて、立った状態で本を選ぶのは、足腰に不安を抱えるシニア層にとっておっくうに感じられがちだ。読書に長く親しんできたシニア層の足が遠のくのは、リアル書店の売り上げに響く。

またおかしなことを……その根拠を数字で示してほしい。電子書籍はアクセシブルだから、視力の衰えたシニア層にとって福音なのは間違いないのですが、あたかもそのせいでリアル書店の経営に悪影響を及ぼしているかのように語るのはどうかと思うのですよ。ちなみに、総務省による2025年通信利用動向調査(世帯編)で「デジタルコンテンツの購入・取引」は65歳以上7.2%、75歳以上4.2%、80歳以上2.2%程度です。電子書籍に限った数字ではないけど、仮にすべて電子書籍だとしても「支持されている」と言うほどか? と思います。そもそも年代問わず、電子書籍(文字ものなど)の市場規模はまだ459億円程度ですから、それがどれだけリアル書店の経営に影響を及ぼしているというのか。リアル書店に影響があるとすると、電子コミックでしょ。それも急成長した2019年以降、鬼滅フィーバー・コロナ特需より後の話ですよ。そして、シニア層が電子コミックを好んで利用しているってデータは、ないんじゃないかなあ。固定レイアウトだからアクセシブルじゃないし(鷹野)

米Getty Imagesが破産申請へ AI画像の台頭で経営悪化、「報道写真」軸に年内の再建目指す〈ITmedia NEWS(2026年10月13日)〉

週刊まとめではこちらに差し替えます(鷹野)

技術

Appleが アドテク追跡遮断 。iOS 27が広告配信の大きな転換点に〈DIGIDAY[日本版](2026年10月14日)〉

Googleの新モデル「Gemini 4 Argon」一般提供開始 使えるプラン、価格〈ITmedia AI+(2026年10月14日)〉

Gemini 4 Argon が一般公開されました〈Google Japan Blog(2026年10月13日)〉

不正アクセスによる情報漏えい等の事案を踏まえた対応について (公開アプリの解析情報を悪用した攻撃への注意喚起)〈総務省(2026年10月13日)〉

イベント

紀伊國屋書店「若者は本を読まないの? 「読解力」ってなんだ?」飯田一史氏『「若者の読解力低下」というウソ』(集英社インターナショナル)×稲田豊史氏『本を読めなくなった人たち』(中央公論新社)〈東京都新宿区(紀伊國屋書店 新宿本店)/10月22日〉

【イベント】大阪工業大学 大学院 知的財産研究科「世界に広がるマンガ、立ち塞がる海賊版サイト」講師:伊東 敦氏(一般社団法人ABJ理事兼事務局長 / 集英社社長室顧問)〈大阪府大阪市旭区(大阪工業大学梅田キャンパス)+オンライン/10月23日〉

日本電子出版協会「デジタル出版社インプレスの歩みと、技術書サブスク『テックリブ』」講師:高橋隆志氏〈オンライン/10月23日〉

日本出版学会 学術出版研究部会「学術コミュニケーションにおける書籍出版:課題と展望」〈東京都新宿区(早稲田大学)/10月23日〉

「出版業界は沈没しない!──これからの出版人のためのライトなトーク」登壇者:渡辺沈没氏、高野翔氏〈東京都三鷹市(本と珈琲の店 UNITÉ)+オンライン/10月24日〉

日本電子出版協会「『紙』から『Web』、そして『AI』へ——『@IT』起業からメディアの現在を考える 2026年」講師:藤村厚夫氏・新野淳一氏〈オンライン/10月26日〉

日本電子出版協会「デジタル辞書の40年」講師:永田健児氏〈オンライン/10月29日〉

出版労連 第52回 出版研究集会「出版産業はどこへ?~版元、流通、教科書の変容と私たちの仕事~」〈東京都千代田区(エデュカス東京)+オンライン/10月29日・11月19日〉講師:山本憲央氏、山田桂吾氏、飯田一史氏

日本出版学会賞 受賞記念講演会「外地書店・外地取次研究の現在地──わかったこと、わからなかったこと」講師:日比嘉高氏(名古屋大学大学院人文学研究科 教授)〈オンライン/10月29日〉

立命館大学デザイン・アート学部/研究科公開授業「死ぬまで学べ――大人のデジタル学習術」すがやみつる氏〈京都府京都市(立命館大学衣笠キャンパス)/11月11日〉

本の学校 出版シンポジウム 2026 in東京 書店再興会議「これからも本を売り続けていくために」〈東京都品川区(きゅりあん 品川区立総合区民会館)/11月15日〉

日本図書館協会 出版流通委員会「公共図書館における電子書籍提供サービスの実際:導入と運用」〈東京都中央区(日本図書館協会研修室)+オンライン/11月28日〉

日本出版学会「2026年度秋季研究発表会」&「新潟市内マンガ関連施設視察ツアー」〈新潟県新潟市(開志専門職大学)/12月5日~6日〉

お知らせ

文学フリマ東京43に出店します

11月8日(日)に東京ビッグサイトで開催される文学フリマ東京43に出店します。ブース番号は い-09〜10 (南3・4ホール)です。

新刊『出版とフリー 〈無料〉との競争の果てに起きたこと』について

クリス・アンダーソンの名著『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』(2009年・NHK出版)を再読し、日本の出版状況に合わせて考察した10年前の連載コラムが本になりました。最終章は書きおろしの「生成AIとフリー」です。

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