《この記事は約 1 分で読めます(1分で600字計算)》
【編集部記事】米Fortune誌サイトの報道によると、Apple社と大手雑誌社の間で発生していたiPad向け電子雑誌アプリの課金システム問題について、双方が妥協してとりあえず合意に至った模様。
この問題は、Apple社がTime社のスポーツ雑誌「Sports Illustrated」のiPadアプリ版で提供されている定期購読申込機能がiTunes課金システムを迂回するものであったため、アプリそのものを審査で却下していたというもの。Time側はその後Apple社と交渉を続け、それぞれが妥協して「電子版の定期購読申込機能は搭載せず、代わりに紙雑誌の定期購読者が無料閲覧できる機能を搭載する」というところで折り合った模様だ。Time社グループではさっそく「People」「Sports Illustrated」など系列の主要雑誌でこの機能をiPadアプリに搭載する。
これにより、当面米国の雑誌界では「紙版の定期購読をすれば、iPad版はタダ」というモデルが一般化しそうだ。【hon.jp】n
問合せ先:Fortune誌のニュース( http://tech.fortune.cnn.com/2010/08/19/time-inc-breaks-the-ipad-logjam/ )