2018年フォリオ賞、東北大地震を描いたイギリス特派員の作品が受賞

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 深い悲しみと残された者の心の傷――遠く離れた地で起こった地震と津波を生き延びた人たちを描いたノンフィクションの作品が今年のフォリオ賞を受賞した。

 受賞した著者はタイムズ紙のアジア担当編集者リチャード・ロイド・パリー氏で、彼は6年かけて現地から被害の様子を伝えたばかりでなく、その後の自分に与えた影響についても深く考察して1冊の本にまとめた。

 ラスボーンズ・フォリオ賞はマン・ブッカー賞の向こうを張って設立された文学賞で、フィクション、ノンフィクションを問わず(児童書は除く)、英国内で英語で出されたすべての本が対象となる。受賞者にはトロフィーと2万ポンドが贈られる。

 受賞作Ghosts of the Tsunamiはイギリスの出版社、ジョナサン・ケープから単行本として刊行された。

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著者について

About 大原ケイ 289 Articles
NPO法人HON.jpファウンダー。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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