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米カリフォルニア大学は、同大学の図書館に収蔵された数百万冊に及ぶ書籍のデジタル化を検索大手Google社に許可するという内容の契約書を公開した。
Googleは昨年から世界の主要な学術図書館と契約を結び、蔵書の一部をスキャンする事業「Google Books Library Project」を推進しており、米国出版社協会と作家協会から訴訟を受けるなど今後の動向が注目されていた。カリフォルニア大の関係者は今回、そのような「社会的な関心」にこたえるために内容を公にしたと、コメントしている模様。
なお、異例ともいえる今回の契約書公開は、8月中旬にIDG News Service社が同大に対し、契約書面コピーの取得を要請したことで実現された。契約の有効期限は6年間となっているが、早期終了する場合もありうるとされており、6年目以降は1年ごとに契約の自動更新が行われるという。
【関連サイト】
カリフォルニア大/Google社の契約書の公開部分(PDF、英文)
California Digital Library
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www.cdlib.org