米国著作権局長が突然更迭され出版界が大騒ぎ、DMCA法における電子書籍DRMの扱いに今後大きな影響も

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【編集部記事】米国の電子書籍業界ニュースサイト「Teleread」によると、米国議会図書館が現地時間10月21日、管轄下にある米国著作権局のMaria Pallante局長を即日解任し、デジタル戦略アドバイザー役に異動させたとのこと。局長の即日解任は異例で、実質な「更迭人事」となる。

 記事によると、Pallente氏の知人達たちがブログ上で経緯を暴露している模様で、Google社のロビー活動によるとものなどと、陰謀説まで流れている。米国の出版社団体Association of American Publishers(本部:米国ニューヨーク州)も異例の批判プレスリリースを発表するまでの騒ぎとなっている。

 著作権局には、米国の著作権法を改正・補完するために2000年に施行された法律「DMCA法」の“適用除外”リストを更新・発表する権限があり、電子書籍DRM迂回などに関しても今後大きな影響があるかもしれないとしている。【hon.jp】

米Teleread.orgの記事( https://teleread.org/2016/10/24/copyright-register-maria-pallante-ousted-new-hope-for-ebook-lovers-on-drm-other-issues/

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