場外乱闘スタート、米国の各作家団体が激怒、Google社/出版社団体AAPの和解締結について司法省に介入要請へ

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【編集部記事】2005年から延々と続いている「Google Book Search訴訟」だが、ついに米国の出版業界内で場外乱闘まで始まった模様だ。先週、米国の出版社団体Association of American Publishers(本部:米国ニューヨーク州)がGoogle社(本社:米国カリフォルニア州)と正式に和解発表した件について、ASJA/NWU/SFWAなど複数の作家団体が司法省に調査介入を依頼する旨を明らかにした模様。

 すでに7年目となる「Google Book Search訴訟」だが、その後の電子書籍の急速な台頭で作家たちとの力関係で不利になりつつあるAAPは、昨年末にGoogle側に寝返る方針に転換し、原告団から離れ同社と和解。あらかじめ予想された事ではあるが、これに各作家団体が激怒、和解内容の開示に同意するか、もしくは米司法省(本部:米国ワシントンD.C.)による調査介入を要請する方針を発表した。

 作家団体The Authors Guildを中心にまだまだ審議が続きそうな「Google Book Search訴訟」の外で、乱闘まで始まってしまい、まさにバトルロイヤル状態になりつつある。【hon.jp】

問合せ先:米作家団体のプレスリリース( http://www.digitalbookworld.com/2012/writers-band-together-to-call-on-doj-to-investigate-google-publishers-deal/

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