アルファポリス、小説・漫画投稿者への収益分配プログラムを広告収入100%還元へ変更

アルファポリス

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 株式会社アルファポリスが運営する小説・漫画の投稿サイト「アルファポリス」は1月10日、投稿者への収益還元プログラム「投稿インセンティブ」を、同サイトの広告収入を100%還元する方式へ変更したと発表した。

 投稿インセンティブは、アルファポリスで自作の小説や漫画を投稿・公開すると、人気度などで毎月「スコア」が自動的に付与されるシステム。投稿者への収益配分は、2015年から行われてきた。獲得したスコアはiTunesやAmazonのギフトカード、または現金と交換できる。

 この投稿インセンティブの原資として1月1日から、同サイトの広告収入全てを充て、投稿活動の支援を強化することになった。新システムでは前々月の広告収入を当月の配分のベースとして、見込みスコアを毎日各作品に人気度に応じて付与。翌月に確定スコアとして再集計し還元する。

 なお、コミックスマート株式会社のマンガアプリ「GANMA!」では昨年12月3日から、広告収入に加えプレミアム会員からの収益の一部も投稿者へ還元されるようになった。集英社「ジャンプ+」でも、広告売上を漫画家へ50%還元するようになるなど、各社でクリエイターへの支援強化が始まっている。

参考リンク

広告収入100%還元宣言(アルファポリス)
https://www.alphapolis.co.jp/campaign/1901/incentive
「GANMA!」のマンガ家支援プログラム「RouteM」
http://routem.jp/support
集英社「ジャンプ+」広告収益還元のお知らせ

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著者について

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1971年東京生まれ。信州出身。編集プロダクション、印刷会社などを経てSideBooksの立ち上げに関与。現在はフリー編集&ライターを生業に、趣味で小説を書いている。
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