アメリカ最大手取次が2位を買収か? 連邦取引委員会が調査を開始

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 米最大手の書籍取次イングラムが、第2位のベイカー&テイラーの買収を打診し、これを受けて連邦取引委員会(Federal Trade Commission, 以下FTC)が調査し始めたことを、出版関連のニュースレターを発行しているShelf Awarenessがすっぱ抜き、続いて業界誌パブリッシャーズ・ウィークリーが伝えるまでになっている。

 実現すれば、全米の書店と図書館をカバーする規模の大取次が生まれることになる。イングラムからのアプローチは、1カ月前からあったとされている。一方のベイカー&テイラーは、2016年に図書館への卸業に興味を示したフォレットに買収されたばかりだった。イングラムも図書館に卸しているが、どちらかといえば一般の書店に向けた取次が強みだ。

 このままいけば、FTCは買収を許可されそうだ。近年、アメリカではホールセラーと呼ばれる取次は減少傾向にあり、一方で各出版社が直接書店に卸すルートを開拓してきた経緯がある。

参考リンク

Shelf Awareness記事
https://www.shelf-awareness.com/issue.html
パブリッシャーズ・ウィークリーの記事
https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/industry-deals/article/78727-ingram-in-rumored-bid-to-buy-b-t-retail-arm.html

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About 大原ケイ 136 Articles
NPO法人日本独立作家同盟 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。

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