「マンガ図書館Z」が実業之日本社と協力し海賊版サイト対抗の実証実験を開始

Jコミ

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 株式会社Jコミックテラスは8月1日、過去に実業之日本社から出版された作品で、現時点では紙・電子ともに販売されていないものを収集、無料で閲覧できる「マンガ図書館Z」での配信を行う実証実験の開始を発表した。収集対象はマンガだけでなく、書籍全般(雑誌・ムックを除く)。作家本人からの投稿だけでなく、第三者からの素材提供も受け付ける。提供者は収益の一部をインセンティブを受け取ることができる。

 この実験の目的は以下の3点。

  • 過去の作品を権利者本人と第三者から素材を提供してもらうことにより、権利者の利益に貢献する
  • 作家にとってメリットのない、海賊版での作品流通を防止することに貢献する
  • 市場で流通しておらず接するのが難しくなった過去の作品を電子化することで、読者の利益に貢献する

 全4358名の作家、全8871点が募集対象。第三者投稿の場合、作者への「許諾確認」フェイズを実業之日本社が行い、許諾の得られた作品だけ公開される点がポイント。この場合、報酬配分は作者が80%、出版社が10%、素材提供者は10%となる。

集合写真

関連リンク

「マンガ図書館Z」実証実験についてのページ
https://www.mangaz.com/jnjp

渡辺由佳里×藤井太洋

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HON.jp News Blog編集長。NPO法人日本独立作家同盟 理事長。明星大学/実践女子短期大学 非常勤講師(デジタル出版論/デジタル出版演習/デジタル編集論を担当)。出版学会員/デジタルアーカイブ学会員。主な著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(インプレス・2015年)