英ブッカー賞国際部門、ポーランドのオルガ・トカルチュクが受賞

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 5月18日にイギリスの文学賞、マン・ブッカー賞の国際部門作品が選ばれ、ポーランドのオルガ・トカルチュクの『Flights』が受賞した。旅と人体の部位にまつわる複数人物を描いたストーリーと紹介されている。

 1968年に創設されたブッカー賞は、英語で書かれたフィクションに授与されるが、国際部門は2005年に創設、アジア勢では2016年に韓国のハン・ガンによる『菜食主義者』が選ばれ、今年のノミネート作品にもThe White Bookが候補になっていた。

 トカルチュク作品は『昼の家、夜の家』や『逃亡派』が日本語に翻訳されている。

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The Man Booker International Prize 2018(The Man Booker Prizes):

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NPO法人HON.jpファウンダー。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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