欧州委員会、電子書籍のVAT税率を紙書籍と同等に下げることを加盟各国に認める方針

【編集部記事】英The Booksellerによると、EU加盟国の間で紙書籍vs.電子書籍のVAT率(日本でいう消費税)で大きな格差が生じている件にからみ、欧州委員会(本部:ベルギー)が現地時間3月23日、電子書籍にも紙書籍同等に低いVAT税率にしてもよいとの方針を明らかにした模様。

 欧州委員会は従来、紙書籍は「文化財」で電子書籍は「電子サービス」としていたため、後者の税率は高くあるべきとしていた。しかし、現在の電子書籍ブームが始まった2007頃からAmazon、Apple、Koboなど海外電子書籍ストア大手はその迂回策として3%というVAT税率優遇政策を行なっていたルクセンブルクに法人登記。2015年1月、対抗策として欧州委員会はそれを阻止する新VATルールを施行し、ちょっとした混乱状態となっていた。

 まだ素案の段階ではあるが、今回、欧州委員会が電子書籍のVAT税率を紙書籍同等に低くすることを認めたことで、可決次第、大半の加盟国は即時税率引き下げを実行するものと予想される。【hon.jp】

問合せ先:英The Booksellerの記事( http://www.thebookseller.com/news/ec-will-allow-vat-e-books-be-lowered-325145