英作家団体Society of Authors代表「旧来の書籍出版システムは制度疲労を起こしており、作家にもアンフェアだ」

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【編集部記事】英The Guardian紙によると、同国の作家団体The Society of Authors(本部:英国ロンドン市)のNicola Solomon代表が、大手出版社を中心とした旧来の書籍出版システムについて批判したとのこと。

 これは先週末に図書館貸与権処理団体Authors’ Licensing & Collecting Societyが発表した、商業作家の収入激減に関するレポートをうけて発言されたもの。The Society of Authorsは従来、大手出版社を公で批判することは少なかったが、Solomon代表はThe Guardian紙のインタビューに対し旧来の書籍出版システムは制度疲労を起こしており、作家にもアンフェアだ」と不満を明らかに。

 Solomon代表は「大手出版社は、とくに電子書籍について、作家への印税率が低すぎる」と主張。個人出版サービスへ移行する会員たちの動きについても、おおいに懸念しているようだ。【hon.jp】

問合せ先:英The Guardian紙の記事( http://www.theguardian.com/books/2014/jul/11/traditional-publishing-fair-sustainable-society-of-authors

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