電子書籍の起源はどの作品か?米国のマニア達の間でその定義についてちょっとした論争に

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【編集部記事】英The Guardian紙によると、電子書籍ブームに沸く欧米で、マニア達の間でその起源説でちょっとした論争になりつつあるようだ。

 一般的に、電子書籍第1号はProject Gutenbergを立ち上げた故Michael S. Hart氏が計算機ネットワークに配信した米国独立宣言書「Declaration of Independence」だと言われているが、それ自体は彼自身の執筆物ではない。Robert Pinskyという人物はインタラクティブゲーム「Mindwheel」を電子ノベルとして1984年に売り出しており、その直後に起こったマルチメディアブームでは、多くのマルチメディアCD-ROMタイトルが電子辞典・電子小説といううたい文句で誕生した。

 いろいろ議論がある中、英国の歴史博物館「The Science Museum」では、英国の科学者Peter James氏が2枚のフロッピーディスクで1993年に発表し、その後マスコミに酷評されたことで有名な電子オリジナル作品「Host」を展示することに決めた模様。【hon.jp】

問合せ先:英The Guardian紙の記事( http://www.theguardian.com/books/2014/mar/12/ebooks-begin-medium-reading-peter-james

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