ハリウッドの脚本家団体、米商務省が検討中のデジタル知財への消尽(First sale doctorine)適用に反対声明

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【編集部記事】ハリウッドなどの脚本家団体であるWriters Guild of America West(本部:米国カリフォルニア州)は現地時間1月17日、米国商務省が昨年11月からパブリックコメント募集を開始した電子書籍などデジタル知財の消尽(しょうじん、First sale doctorine)について、声明を発表した。

 消尽とは、一度購入した書籍やDVDは、第三者に中古転売できる権利。しかし、デジタルコンテンツの場合は複製コピーという工程が必ず発生するため、消尽の対象に含められていない。商務省ではデジタルコンテンツの中古販売を可能にするライセンス管理システムのようなものが現実的に設計・運用できるのかどうか、検討に入るため、まずパブリックコメントから集めている。

 今回、Writers Guild of America Westでは、デジタル知財に消尽を適用しても、商業的なメリットはなく、ライセンス管理システムも逆に不利益のほうが大きいとの意見を表明している。【hon.jp】

問合せ先:Writers Guild of America Westの声明文( http://ja.scribd.com/doc/202606931/Writers-Guild-of-America-West-Post-meeting-Comments

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