英政府、図書館における電子書籍貸出しについて、公共貸与権の対象とすることを検討開始

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【編集部記事】英The Registerによると、英国のEd Vaizey文化相が図書館における電子書籍の貸出しについて、公共貸与権の対象としたい方針を表明した。

 公共貸与権とは、図書館などが書籍の貸出しなどを行なう際に、著者にその補償金を支払うという制度(注:日本にはこの制度がないため、出版界と図書館界の軋轢の原因となっている)。英国議会は3年前、世界で初めて電子書籍もこの公共貸与権の対象に入れようと試みたが、決議直前の与野党調整で見送られている。

 今回、英政府が再び法案提出を目指すことで、公共図書館は、ダウンロード毎での著者報酬支払いを前提に、ネット上で電子書籍貸し出しサービスを始めることが可能になる。【hon.jp】

問合せ先:The Registerの記事( http://www.theregister.co.uk/2013/04/09/elending_review_government_response/

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