米Aptara社が電子書籍市場レポート「出版社が保有するコンテンツの半数以上がまだ電子化されていない」

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【編集部記事】電子教科書制作ソリューション企業Aptra社(本社:米国ヴァージニア州)は現地時間9月19日、3年ほど前から業界誌「Publishers Weekly」と毎年共同実施している、米国内の出版社を対象とした電子書籍市場アンケートの概要を発表した。

 Aptra社は、McGraw-Hill社やPearson社など、大学・大手メディア・出版・情報サービスなど向けにコンテンツ制作ソリューションを提供している出版業界専門の中堅システムサービス会社。今回公開されたのは「4th Annual eBook Production Survey」というアンケート調査レポートで、メールアドレス登録したらPDF形式でダウンロード可能となっている。

 内容によると、従来どおりAmazon Kindle経由での売上が圧倒的に大きいものの、多くの出版社がApple社への作品供給を急速に増やしているなど、最近の現地事情がよくわかるようになっている。しかし、中でももっとも興味深いのは「出版社が保有する過去作品群の半数以上がまだ電子化されていない」という部分で、日本国内同様、絶版書の多くがまだ棚の奥で眠ったままの状態であることがよくわかる。【hon.jp】

問合せ先:Aptara社のプレスリリース( http://www.aptaracorp.com/news/article/survey-documents-growth-of-ebook-publishing-business/

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