フランス政府も困った? 電子書籍の出版契約をめぐり作家団体と出版社団体の対立激化

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【編集部記事】英Bookseller.comの報道によると、フランス国内の作家団体と出版社団体の間で行なわれていた電子書籍の出版契約に関する交渉が決裂し、作家団体側がフランス政府に介入を要請した模様。

 電子書籍に関する交渉を行なっていたのは、フランスの作家団体Conseil Permanent des Ecrivains(本部:フランス・パリ市、以後CPE)と出版社団体Syndicat National de l'Edition(同、以後SNE)。CPE側では、一定期間絶版となったものについて電子化権を作家に返上するよう要求しているとのこと。

 現在、電子書籍にも再販制度の適用を認めるかどうかがフランス議会で審議されており、それにからむかたちでCPE側とSNE側の対立は今後ますますヒートアップしていくものと予想される。【hon.jp】n

問合せ先:英Booksellerの記事( http://www.thebookseller.com/news/mitterrand-slams-ec-raids-publishers-out-proportion.html

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