議会で調整がつかず、フランス出版界が期待していた電子書籍の付加価値税の減額は当面ナシに

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【編集部記事】英出版関連ニュースサイト「The Bookseller」によると、フランス政府は現地時間の12月15日に電子書籍の付加価値税引き下げを当面延期することを決定した模様。

 英国をはじめEU各国では、紙の書籍はもともと「文化的」な製品として付加価値税が低く設定されていたが、経済協定により電子書籍は「電子的製品」とみなされて満額課税されている。これに対し、フランスのサルゴジ大統領は電子書籍などについては税率を減額すべきとEU各国に対し主張しており、電子書籍の付加価値税が2011年から19.6% から5.5%へ引き下げられる予定だった。

 しかし、議会での調整がつかず、2011年での施行は見送られることになり、早くても実現は2012年以降となることが確定したとのこと。政府の財政悪化が原因とみられている。【hon.jp】n

問合せ先:The Bookseller.comの報道( http://www.thebookseller.com/news/139027-france-delays-e-book-vat-cut-to-2012.html

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