Amazon/MacMillan騒動、MacMillan社CEO「仕掛けたのはAmazon側」と初めて事情を説明

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【編集部記事】米出版大手のMacMillan社(本社:米国ニューヨーク州)は現地時間の30日、この週末からAmazonサイトで同社紙書籍が購入できなくなった件について、業界ニュースレター「Publishers Lunch」紙を通じCEO名義で説明文を発表した。

 説明文によると、今回の騒動の発端は、27日にAmazon本社で行なわれたKindle電子書籍9.99ドル固定価格に関する交渉決裂であったとのこと。MacMillan社CEOが9.99ドル固定化に協力しない旨を伝えた結果、ニューヨークへの帰路の途中でAmazon側がその報復処置として紙書籍を含めた全商品の販売ストップをMacMillan側に通告、そのまま実行されたとのこと。MacMillan社CEOは「彼らとの隔たりは大きい。我々の立場は今後も変わらない」と戦う姿勢を明らかにしている。

 ちなみに、米国では昨年10月22日に書店経営者団体American Booksellers Association(本部:米国ニューヨーク州)が司法省に対し、Amazonの9.99ドル固定販売が不当廉売行為であると訴えており、今回の騒動をきっかけに司法省が動く可能性も出てきた。
【hon.jp】n

問合せ先:MacMillan社CEOの発表文( http://www.publishersmarketplace.com/lunch/free/

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