電子書籍用フォントの標準となるか?IPA和文フォントがライセンス改訂で実質オープンソースに

《この記事は約 1 分で読めます(1分で600字計算)》

【編集部記事】IPAこと独立行政法人情報処理推進機構(本部:東京都文京区)は20日、同機構が無償配布している和文フォント「IPAフォント」のVer.3をリリースした。さらに、ライセンスの改訂も同時発表され、今後は改変書体の制作と再配布が可能になったことが明らかになった。
 IPAフォントは、iPhone/PDA系電子書籍ビューワ開発者の間で人気の高い和文フリーフォントで、とくに明朝体の美しさについては出版業界のプロでも認める人が多かった。従来、IPAフォントはデザイン改訂版単体の再配布を認めていなかったが、今回のライセンス改訂でそれが実質可能となる。
 従来、紙印刷やDTPの世界ではモリサワなど企業製フォントを有償で購入するケースが一般的だったが、ライセンス上の問題で電子書籍ビューワでそれらを自由に使うことは難しかった。今回のIPAフォントにオープンソース化により、そのトレンドが大きく変わる可能性は高い。
【hon.jp】n

問合せ先:IPAフォントのダウンロードサイト( http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/

広告

著者について

About hon.jp Staff 7938 Articles
株式会社hon.jp(2018年3月31日で解散)スタッフによる記事のアーカイブです。ニュースメディア「hon.jp DayWatch」はNPO法人HON.jpが事業継承し、2018年10月1日より「HON.jp News Blog」へ名称変更、リニューアルして運営しています。リンク先が消えている場合は、Wayback Machineなどを利用すると、当時の記事が掘り出せるかもしれません。